自動車でぐんぐん進む。 通勤ラッシュを避けるための いつもの峠。 パッと視界が開けたら、わっ山が真っ白だ! もう こんなに暖かい。 雪じゃあない。 花だ! 山の斜面にはりつくように梨の畑。 しろい梨の花をいっぱい付け
たべごとまわりのおはなし
たべごとまわりのおはなし 珈琲チアガール
おはようございまーす! 光の種には、月にいちど電気検診に 作業着姿の40代くらいのとても元気のいい女性がいらっしゃる。いつも気持ちのよい挨拶をしてくださる方。 光の種の検診をさっと済ませたら、朝いちばん最初のお客様になる。 わたし
たべごとまわりのおはなし 紅白七草粥のおはなし
七草粥の日。 今夜はスーパーで七草セットを買って帰ろう、それで わたしは玄米 ヒデさんは白ごはんでお粥にしよう。 元旦に夫婦になったのだけど、出会ったばかりの頃は ふたりの食の嗜好はけして交わらなそうに思えた。わたしは頭でっ
たべごとまわりのおはなし 感覚だけになるおはなし
生きてて良かったって感じる時間ってどんな? この前 ともだちとそんな話をした。 ものすごく美しい空にはっとしたときとか。 お日様にあたためられた背中をぽかぽか感じているときとか。 そうだね そうだね と話しながら、
たべごとまわりのおはなし 軽やかな野菜炒めのおはなし
母はもう還暦過ぎだけれど、アルバイトをしている。ちょっと不自由のある方たちが利用している施設が近所にあって、そこでお掃除したり食事を用意したりと、母は気ままに続けられて気にいっているそう。 先日の食事当番の時、 スタッフの誰かがカットし
たべごとまわりのおはなし ヴィーガンシェフと錬金術
「ダイジョーブ。わたしたちには錬金術があるじゃない。」 どうにもこうにも払拭できない なにかに襲われた時、わたしの中にすっと浮かんでくる言葉。 この言葉をわたしにくれたのは旅する不思議なヴィーガンシェフで、3年ほど
たべごとまわりのおはなし おばあちゃんと珈琲ゼリー
おばあちゃんと珈琲ゼリー 夏も終わる休日に自宅でおやつに珈琲ゼリーを作っていたらば ふいに思い出した。 小学生の頃 夏休みを使って 新潟のおばあちゃんの家に遊びにいっていた。きまって珈
たべごとまわりのおはなし ひからび玉葱のチャーハン
とっても料理上手なあおいちゃんはあまり片付けが上手じゃない(と思う)。 料理上手は段取り上手、お台所は清潔で 使いやすいよう整然と道具が配置され...この一般論には例外がある。 長野の山奥 崩れ落ちそうな古民家に住む あおいちゃんのキッチンは大
たべごとまわりのおはなし 冷蔵庫のおはなし
冷蔵庫のおはなし 大学を卒業して 都内で一人暮らしをはじめた時 冷蔵庫を買ってもらった。 見た目だけで選んだ。 白くて 優しく角張っ
たべごとまわりのおはなし✳︎きんぴらごぼうのご縁
たべものは なにかと わたしにご縁を運んで来てくれる。 きんぴらごぼうには 個人的にかなり想い入れがある。わたしは山のお宿に住み込みで働かせてもらっていたことがあって、そ