おばあちゃんと珈琲ゼリー

夏も終わる休日に自宅でおやつに珈琲ゼリーを作っていたらば ふいに思い出した。

小学生の頃 夏休みを使って 新潟のおばあちゃんの家に遊びにいっていた。きまって珈琲ゼリーを手作りして待っていてくれていた。流し缶に冷やされていて 好きなぶんだけ取り出して、粉糖とコーヒーフレッシュをかけて食べる。わたしも姉も それがとっても大好きだった。

食いしん坊のわたしは、好きなものをお腹いっぱい食べたいから 自分でも作れるようになりたくて、おばあちゃんに習った。そこでびっくりしたのが、おばあちゃんの台所に なんとゼラチンがあったこと。

世の中のおばあちゃん達は、ゼリーといえども寒天を使うものだとばかり思っていたから。

それを伝えたら、ちょっとふくれっ面にしながら 「バカにすんでね!」と笑うから 「おばあちゃんハイカラなんだねー」とわたしも笑った。

単なる おばあちゃんと珈琲ゼリーの細やかな想い出。
なんのことはないのだけれど。

レシピだけではなく そのまわりにくっついたものを集める日々が ずうっと続いていって、作っては食べ 作っては食べる。
そうして暮らしていたら、いつのまにか今になっていた。

ここにおばあちゃんは居ないし
粉糖とコーヒーフレッシュはアイスクリームにかわったけれど
なにかが続いていってる氣がした。
 

この記事を書いたひと:白倉今日子


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